トゥールーズソーセージ『月刊世界のソーセージ』hayariのソーセージ頒布会 その10

トゥールーズソーセージ『月刊世界のソーセージ』hayariのソーセージ頒布会 その10

食文化スタッフの井上です!
世界のソーセージレストラン・ハヤリさんとの共同企画、『月刊世界のソーセージ』。
第1回目は古代ローマ時代の「ルカニカエ」、2回目は中国の魏晋南北朝時代(6世紀)の「胡炮肉(ウーパオロウ)」、3回目は中世2~7世紀のスコットランド「ハギス」、4回目はアイスランドの「リブラルピールサ」、5回目はフランスの「アンドゥイエット」、6回目は、トルコ(オスマン帝国)の「チェヴァプチチ」、第7回はポルトガルの「リングイッサ」、第8回目はスペインの「チョリソ フレスコ」、第9回目はアルゼンチンの「チョリソ アルヘンティナ」、そしてついに10回目!近代フランス・アメリカのソーセージ「トゥールーズソーセージ」です。

こうしてソーセージの長い旅に出ると、ソーセージはヨーロッパで発展してきたことがよく分かりますね。
このトゥールーズソーセージは、元々はフランスに伝わるソーセージです。
なぜフランスとアメリカが代表的になっているのかというと、アメリカ大陸発見時まで歴史は遡ります。
アメリカ大陸はイギリスの植民地だった印象が強いですが、当初はフランスとスペインとイギリスで3分割するように大陸を占有していて、まずはイギリスから独立した東アメリカ国民が西へ西へと統合し、今のアメリカ合衆国になっていきます。
そのフランス領時代の文化がアメリカにも残ってるんですね。

トゥールーズソーセージの原料は、豚肉と塩とセロリと香辛料。
シンプルでバランスの良いソーセージ。

ます、このトゥールーズを丁寧に弱火で焼き上げます。
そうそう、我々が一般的に食べているソーセージは、ボイルか燻製かされています。
一度火が通ったものを、再度温めているんですね。
対して、このトゥールーズは「生ソーセージ」です。
生ソーセージは火が通ってないので肉汁が抜けてなくてうまみの濃さが違うんですね。
これが本当においしい。
ただ生のソーセージは結構火を通すのが難しいのと腐敗する危険性もあるので(まぁ肉なのでそりゃそうでしょうが)、一般的にはあんまり広がってないという事のようです。

今回は、このトゥールーズソーセージを、フランスの伝統的な料理「カスレ」にしていただきます。カスレは豆と一緒に肉類をコトコト煮込んだ料理で、地域や家庭によって中身はそれぞれだったようです。

これはカスレベースにソーセージをのせて、パン粉を振りかけて焼き上げた簡易版カスレです。
豆がとても柔らかく煮えてます。

フランスはもちろん、アメリカでも独自の味になってるのでしょうね。
もちろん、日本のレストランでも作られていますから、日本独特の味というのも密かにできていると思います。(味噌とか入ってたりして)

次はドイツでお会いしましょう。ついにドイツ!ソーセージと言えばドイツな日本国民としては、やっと来たかという感じですね。

⇒ ソーセージ研究家村上さんの作る世界のソーセージ

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